【妊娠6か月】【死産報告】哀しいお話
初めに、今回は「哀しいお話」です。
妊婦さんや、つらいと感じてしまう方は、読まないことを推奨致します。
この度の報告について多種多様なご意見あるかと思いますが、私の人生で無かったことには出来ませんでした。
勝手ながらこの場を借りて、綴らせていただきます。
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幸せで ゆるやかで あたたかな
妊娠生活が 終わりを迎えました
9/8 11:47 第一子となる長男ひなた を出産致しました。
とても小さくて、かわいい赤ちゃんです。
身長24.0cm
体重348g
結果は「死産」でした。
安定期に入り性別がわかった矢先のことです。
現在は、息子を失った哀しみに浸り、死と向き合っております。
一日も早く、身体も精神も元気になりたいという気持ちが大きいけれど、毎日が過ぎ去ってほしくない気もします。
時が過ぎることで死に対する、痛みや悲しみが少しずつ薄れていってしまうことも、苦しいし切ない…
でも私の身体は回復に向かい、必至に生きようとしてくれています。
赤ちゃんがお腹にいる時は、眠る体勢にも気を使って少しずつ大きくなるお腹に喜びを感じ、愛に満ち溢れた生活だった。
でも、産まれた瞬間からお腹が小さくなり、胎動も感じなくなってしまって、ひとつひとつの変化に
実感するの。
その後、うつ伏せに眠れるようになってしまったこととか
歩く時、お腹が重たくないとか
あんなに甘いものが食べたくて仕方なかったのに、前ほど感動しなくなってることとか
少しずつ身体が、元の私に戻ってきてる。
でもそれがたまらなく哀しいの…
もう、赤ちゃんはお腹にいないんだって
嫌でも日々、感じる
変わってゆく身体の変化に、ココロがついていかない
どうしてこんなに大切なのに、離れ離れにならなきゃいけないの
苦しい、つらい、もういや…なんて何度思ったかわからない
たくさん哀しみに襲われているけれど、妊娠中の私は確かに幸せでした。
ひなたがお腹にきてくれて、成長してくれて、たくさん幸せな日々を過ごしていました。
初めての妊娠、発覚した時は忘れもしない妹の誕生日。母と一緒に、妹の為にケーキを作っていた日。そんな時にふと、元気と勇気が湧いてきて夜になってから検査薬を試したの。
結果は陽性。夫もすぐに気づいてくれて、嬉しそうに私のことを見つめてくれた。あんなに嬉しそうにしてくれるなんて思ってなかった。
その後の経過も順調で、検診に行く度成長している姿をみせてくれていて。
家族や友人、仲間たちにも報告すると、みんな予想以上に喜んでくれている姿をみて、勇気づけられていたし、悪阻が酷くても赤ちゃんの成長のためと思えば頑張れた。
それがどうしてこうなってしまったんだろう。
出産前後のあの一週間は、正直なところあまり記憶がない。その中で、赤ちゃんが産まれた事実を受け止めることに精一杯だった。
産まれたての赤ちゃんはあたたかくて、ちいさくて、とても可愛かった。
きっと愛が溢れるってあの瞬間のことをいうんだろうな。
ちいさな ちいさなお手て。指が長くて、大きくなったらすごく美しい手になってたと思う。
お顔立ちがきれいで、くちびるがキュート。
眉毛は立派に生えてるし、骨格もとってもかっこよかった。
これで、息してたら、ふつうの赤ちゃんなのに…
母さん想いのとても頼りになる子、いい子。
まだママのお腹にいたかったよね。
苦しくなかったかな。
半年間何をするにも一緒にいたのに、突然のことすぎて何が何だかわからない。
一緒に眠って、ごはんを食べて、美しいものに感動したり、遠くへ旅したり、
いつも一緒だったのに。
元気な身体に産んであげられなくてごめんね
早く気づいてあげられなくてごめんね
ひなたはたくさん教えてくれた
ずっと側にいてくれた
ママの元にきてくれてありがとう
私の指先やフェイスラインが似てて、嬉しかった。
きっと将来はパパに似てかっこよくなっただろうな。
私のお腹のなかから、たくさんの人に出会っていろんなパワーを貰ったね。
産まれてからは、ちゃんと家族みんなに会えてよかった。
私たち夫婦の間にできた、立派な長男 ひなたの物語。
あたたかな天国で ゆっくり休んでね
愛してるよひなた 大好き
ー側で支えてくれた夫、家族、友人、仲間たちに 愛と感謝を込めて。
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ここまでお付き合いいただきまして有難うございました。
気持ちを乱してしまったり、哀しい想いをさせてしまったらごめんなさい。
今回のことで、妊娠=出産ではないと改めて感じました。
例え安定期と言われても、赤ちゃんが無事成長し産まれてくる保証がないのが現実です。
そんな中、生きて元気に産まれてくる赤ちゃんは、奇跡の結晶たちです。
赤ちゃんを失うことで哀しみに侵され、人に会えなくなってしまったり、外に出れなくなってしまう人も多いと思います。私も、どうやって立ち直ればいいのか考えてもわからないし、答えは見つかっていません。
でも、今はそれでもいいと思っています。
人生が続くなかで、いつかは立ち直り、前を向かなくてはならないのかもしれません。でも、タイミングや方法は人それぞれですし、無理して元気に振る舞う必要はありません。自分に嘘をつき、心をこれ以上殺すようなことはしないでください。
今、どんなに苦しくて哀しくても、お母さんのお腹のなかで赤ちゃんが生きていた事実は、誰にも変えられません。
赤ちゃんは一生懸命生きてた。
それを誰よりも側で感じていたのはお母さん。だって毎日何をするにも一緒にいたんだもん。体調、体形の変化や、食の好みや性格だって変わったり…妊娠前からしたら考えられないような自分に出会えたの。少しずつお母さんになっていったんだ。
全てが負の感情に押しつぶされそうになっても、赤ちゃんがお腹に宿ってくれたこと、
貴方自身が幸せだった日々のことを忘れないでください。
息子を失って、1か月が経ちましたが傷が癒えることはありません。
夫婦共に哀しみにきちんと向き合い、共に人生を歩んで参ります。
ー現世に命を繋ぐことが出来なかった、全ての赤ちゃんたちが、
安らかな眠りにつけますように。